スマホ依存症で「スマホ顔」に

スマートフォンが普及して、とても簡単に欲しい情報が手に入る便利な世の中になりました。電車に乗っても本や新聞を読む人よりスマホを見ている人ばかりが目立ちます。便利で暇つぶしにはもってこいのアイテムである一方、長時間スマホを操作することによる弊害も出始めているようです。30代の人でもなってしまう「スマホ老眼」のほかに、最近問題になっているのが「ほうれい線」「二重顎」に代表される「スマホ顔」です。「ほうれい線」「二重顎」などは、本来肌の老化によって起きるため中高年以降の肌悩みとされてきました。ところが今、長時間スマホを操作する若年層の方にもこの悩みを持つ方が多くなっているのです。スキンケアには人一倍気を配っているのになぜか「ほうれい線」や「フェイスラインのたるみ」が突然気になり出したという方は、ぜひ今回のブログを参考にされスマホとのつき合い方を見直してみましょう。

 

どうしてスマホで「ほうれい線」「二重顎」になるの?

1悪い姿勢

スマホを操作している時の姿勢を思い浮かべてください。下向きになって猫背になってしまうことが多いのではないでしょうか。長時間このような姿勢を続けると、顔に重力がかかり皮膚が引っ張られて下がり顔がたるみます。また猫背は「肩こり・首のこり」の原因になります。肩・首周辺の血流が悪くなると、顔への血流やリンパの循環も悪くなり必要な栄養が届きにくくなります。その結果「老け顔」を進行させてしまうのです。

→ほうれい線・二重顎の原因に

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2睡眠不足

スマホでゲームや気になるサイトを見続けて夜ふかしをしてしまうことはありませんか。睡眠時間が確保できなくなることに加え、液晶画面のブルーライトは入眠自体を妨げてしまいます。肌が再生するターンオーバーは、寝ている間にしか起こりません。睡眠不足により夜のターンオーバーが正常に行われないと肌のハリも失われていきます。

→ほうれい線・二重顎の原因に

長時間のスマホは目や肩を疲れさせ健康にも美容にも大きな影響を及ぼします。1日1時間以上スマホを利用される場合は、スマホとのつき合い方を見直した方が良いかも知れません。

 

スマホとの上手なつき合い方

スマホを手で目線まで手で持ち上げて顔が下に向かないようにします。手が疲れてきたら休憩の合図と考え、肩や首回りのストレッチをしましょう。また就寝の1時間前にはスマホを操作しないように心がけてください。

ほうれい線・二重顎などの「顔のたるみ」は、コラーゲンの変性によって生じます。紫外線や加齢によりコラーゲンが弾力を失うと重力に逆らえなくなり顔がたるんでくるのです。スマホ使いによる悪い姿勢や睡眠不足がこの状態に拍車をかけ「顔のたるみ」を進行させてしまうのです。

現代人の必需品になったスマホ。上手につき合って賢く利用していきたいものです。

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この記事は薬剤師:堀純朗さんが監修しています。