あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

24節句では、今年は16日が寒の入りで一年中で最も寒い時期の前半ですね。この時期はお肌にとっては、寒さだけでなく、もっとも空気が乾燥しているため、お肌の水分が失われやすくなり、乾燥肌になりやすい時期です。今日はその乾燥肌対策をご紹介します。

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お肌の乾燥は

お肌の表面にある角質層の乱れや角質層が壊れることと、皮脂とよばれる脂質が欠乏することによって起きてきます。

お肌は皮脂と水で作られている薄い層(脂質層)で覆われており、しなやかさとみずみずしさを保っています。この表面の脂質層が壊れると肌は乾燥し、乾燥肌や荒れ性肌などになります。いいかえると、脂質と水からできあがっている脂質層が表面にきちんと存在している肌が、若々しく健康な肌ということです。そのためには、皮膚表面に水分と脂質が常に必要とされます。

冬の時期のお肌は

冬の時期の空気は乾燥しており肌の水分が失われやすくなります。湿度が50%以下になると肌は乾燥しやすく、脂質が充分でない状態では肌はかさかさし、きめが粗い肌荒れの状態になってきます。寒さがきびしくなると、皮脂腺の機能の低下がみられます。そのため、皮膚が乾燥して肌荒れを起こしやすくなります。

皮膚血管の血流が増えると肌からの水の蒸発は非常に進みます。暖房された環境や、部分的に比較的高温に長時間さらされると水分が蒸発して肌の乾燥をもたらします。このように、強い暖房や赤外線は血流を増やし、肌の水分の蒸発を進めますので注意が必要です。

乾燥肌対策は

脂質は毛穴の内部の皮脂腺から毛などに沿って皮膚表面に分泌されています。そして、汗腺からは水と同時に天然保湿成分(NMF)が分泌され保湿を担っています。従って①皮膚の表面にある水分の乾燥を防ぐ角質層を整えること②皮脂を取り過ぎないことが、荒れ性や乾燥肌を防ぐポイントです。

角質層を整えるためには、バランスの良い食事をとり、適度な睡眠と適度な運動を行い皮膚の細胞が生まれ変わるターンオーバーを整えることが大切です。特に日本人が不足しがちな不飽和脂肪酸(DHAやEPA等)、ミネラル(鉄、亜鉛など)を意識した食事をとることをお勧めします。厚生労働省の発表によりますと、DHAや亜鉛などは日本人の50%以上の人が目標量(DHA・EPAは1000㎎、亜鉛は10㎎)が摂れておりません。

皮脂を取りすぎないためには皮脂を除去する性質の強い石鹸、シャンプーなどの使用は必要最小限にすることが必要です。また洗浄後に油性成分を含む化粧品などで油分を補うことをお勧めします。

イオンベール

皮膚細胞の新生に必要で不足しがちなミネラルである酸化亜鉛をイオン化して、お肌に取り込みやすくした化粧品です。気になるところに3週間から4週間ほど使用されると、お肌の変化がわかってきます。是非お試しください。

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