今年も暑い夏がやってきました。半袖で涼やかに過ごしたい反面、「蚊」をはじめとする虫の活動が活発になるのが気になります。毎年虫刺され跡が消えずに悩まされる方もいらっしゃることと思います。特に女性にとっては、腕や足に虫刺され跡があると出来るおしゃれも限られてくるので厄介ですね。ところが、いくら虫に刺されても数日で元の肌に戻る人、反対に跡が残り季節が変わっても中々消えない人がいます。前者と後者には、虫に刺された直後の対処法、普段の生活習慣のどこかに違いがあるはずです。そこで今回のブログでは、「虫刺され跡が残りにくい体質を目指す」ために普段から出来ることをまとめてみました。今年は虫刺され跡のないきれいな肌で夏のおしゃれを楽しみましょう。
虫に刺されるとなぜ痒くなる?
虫に刺されると、虫の唾液・毒が皮膚に入り体の抗体と反応してアレルギー反応を起こします。この時分泌されるヒスタミンがカユミの原因です。
虫刺され跡を残さないための第一歩は「掻かない」こと
大人は、痒いからといってむやみに掻き毟ると後で大変なことになるということを経験上知っていてある程度コントロールできますが、赤ちゃんや子供は掻き壊してそこから菌が入り「とびひ」などに悪化してしまうこともあります。
直後のケア/ 掻かないためにカユミを早く抑えよう
方法1 水とアルカリ性の石けん(洗浄成分が石けん素地となっているもの)で洗う
酸性になっている虫刺され箇所をアルカリ性の石けんで中和することでカユミを抑えられます。
方法2 まだカユミが続くようならムヒなど市販の薬を使用する
直後のカユミを抑えたら/ 炎症性色素沈着を防ごう
方法1 虫に刺された箇所を保湿する
肌のターンオーバーを促すために、保湿成分を含んだ化粧水や美容液で保湿しましょう。
方法2 虫刺され箇所を紫外線から守る
虫刺され箇所はダメージを受けているため、紫外線の影響を受けやすく日焼けにより色素沈着がさらに進んでしまいがちです。とくに、「シミが出来やすい」、「日焼けしやすい」体質の方はしっかりとした紫外線対策をとってください。
方法3 虫刺され箇所に絆創膏を貼る
寝ている間や時間が経ってカユミがぶり返すと無意識に引っ掻いてしまうことがあるため、カユミが完全に治まるまで絆創膏を貼って掻かないようにしましょう。また絆創膏で保護することで傷の治りも早まります。
食べ物による体質改善
ここまで記してきたような対策をされても虫刺され跡が数か月も残ってしまう方は、体の中に「亜鉛」が足りていないのかもしれません。今年1月のブログ*「亜鉛(Zn)ってすごい」でご紹介したように、亜鉛は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)と深くかかわっています。したがって亜鉛が不足すると肌の新陳代謝が滞り皮膚炎や傷が治りにくくなるのです。
亜鉛が多く含まれている食べ物は、牡蠣 豚レバー 牛肩肉 ウナギ 胚芽米 チーズ 小魚などです。現代の日本人は、亜鉛が不足しがちですのでぜひ意識的にとってみてください。
質の良い睡眠で体質改善
虫刺され跡を修復するターンオーバーは睡眠中に行われます。また睡眠のはじめの約3時間以内に成長ホルモンが分泌されターンオーバーを促します。トータルで6時間はかかるため6時間以上の睡眠時間を確保することが大切になってきます。
以上、虫刺さされ跡を残さないために意識的にできることをまとめました。
虫に刺された直後のケアと、保湿、紫外線対策、バランスの良い食事、質の良い睡眠が鍵となります。
結局のところ、虫刺され跡を早く消すにはシミと同じく「ターンオーバーを整え色素沈着が起きる前に元の肌に戻す」というところに行き着きます。
イオンベール化粧品では、肌のターンオーバーに欠かせない亜鉛と保湿成分のアミノ酸を配合した「入浴料化粧品」「化粧水」「薬用美白美容液」「石けんシャンプー」を取り扱っています。
ご愛用のお客様からは、「うちの子どもは、毎年虫刺され跡がポツポツと広がってひどくなるのに悩んでいたが、刺された後イオンベール化粧水をスプレーしておくと跡が残らないようになった」、「入浴料化粧品イオンベールを使うようになっていつの間にか虫刺され跡が残らないばかりか、汗疹(あせも)もできなくなった」というお喜びの声を頂戴しています。継続してお使いいただくことで、肌が外からの刺激に負けにくくなっていると考えられます。
体質の改善は一朝一夕にかなうことではありませんが、「イオンベール化粧品」の商品が少しでもそのお役に立てれば大変嬉しく思います。
このブログ記事は薬剤師の堀純朗氏が監修しています。