「秋バテ」とは、夏の暑さから解放されたこの季節に起こりがちな、食欲不振、全身の倦怠感、消化不良、下痢、頭痛といった症状のことをいいます。
秋バテの原因の一つに、「睡眠不足」が挙げられます。睡眠時間は変わりなく取れているはずなのに、「疲れがとれない」、「日中に眠気がおそってくる」といった覚えはありませんか?
もしかしたら、自律神経の乱れによって睡眠の質が落ちているからかも知れません。この時期、朝夕は肌寒いのに昼間はまだ夏の暑さが残ります。1日10℃にもなるこの寒暖差によって自律神経が乱れてしまうのです。
質の高い睡眠を取るには、夜眠る前に体温プラス4℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かることをお勧めします。ぬるめのお湯は、自律神経の副交感神経を優位にして体を睡眠モードに切り替えてくれます。お湯の温度が高いと、交感神経が優位になり逆に目が冴えてしまうので気をつけてください。
「秋バテ」は体が弱っていることを私たちに教えてくれるサインです。もちろんこのサインは、肌の調子にもはっきりと表れるはずですし、大きな病気につながることもあります。
無理のない程度に、食生活、睡眠、入浴などを見直して健康美肌を維持してください。