「高濃度DHAパウダー」再販報告

「高濃度DHAパウダー」再販報告

DHAパウダーは、お好きな料理に混ぜて使えるという利点があり、カプセル嫌いな小さなお子様からお年寄りまで幅広くご利用いただける今までにないDHAサプリメントです。

dha350

実は弊社では以前にも「DHAパウダー」を販売しておりましたが、供給元となる製造先の問題で暫く販売を中止していました。

その間、再販売を願うお客様のお声や、もっと簡単に手軽にDHAを摂取したいという要望があり何とか再販売ができないかと検討を続けてまいりました。

販売休止より3年ほどを要しましたが、この度海外で協力会社を得ることができ、幸いなことに「高濃度DHAパウダー」を新発売できる運びとなりました。

今回の新発売に際して、新たに小さなお子様をもつ全国200名のお母様にアンケートを実施したところ

  1. (お子様は)お薬やサプリメントのカプセルが苦手と回答した人は37.5%
  2. (お子様は)お魚が苦手と回答した人は14%
  3. 一方DHAがお子様の脳の発育に良いことを知っている人は86%
  4. DHAをお子様に摂らせたいと思いますかという問いには、81.5%の人が摂らせたいと回答しました。

また日本人はもともと魚好きな民族ですが、最近では肉の消費量が魚介類の消費量を上回りその傾向は年々顕著になっています。

厚労省では、DHA・EPAを含むオメガ3脂肪酸の摂取を推奨していますが、魚離れが進む現在ではDHAの摂取量が減少しています。

block07-img01-3_pc

DHAを摂らせたいけれど、お魚料理が食卓に上がりづらい、またサプリメントでは、お子様に与えにくいといった問題にDHAパウダーが応えてくれます。

料理に直接かけても良し、スープや生地に入れて料理したりと様々なアイデアでDHAを摂取できます。

温かいコーンポタージュ

どうぞご家族皆様の健康管理に料理に使える「高濃度DHAパウダー」をご活用下さい。

76歳、元気の秘訣は鶏胸肉サラダにあり

渡り鳥や回遊魚の長距離移動の原動力といわれているのが、「イミダゾールジペプチド」といわれるアミノ酸です。

「イミダゾールジペプチド」は、鶏の胸肉に多く含まれており、もちろん私たち人間にも存在します。最も疲労が大きく、よく使われる部位に存在し、人間では脳や筋肉に多く含まれています。

「イミダゾールジペプチド」は、抗酸化力が強く、疲労やストレスによって酸化が進んだ部位で効果的に働きます。

鶏のむね肉は、アスリートの間では高たんぱく、低脂質としてお馴染みの食材ですが、実はイミダゾールジペプチドが豊富に含まれているため、疲労回復にも効果的な食材なのです。ですからアスリートが鶏肉を食べるのは実に理にかなっているといえます。

今年76歳になった弊社代表の春原(すのはら)は、身内の病気をきっかけに食事の大切さを痛感し鶏肉のパワーに関心を持つようになりました。鶏の胸肉を大量の野菜の上にトッピングしたサラダを毎朝夫婦で食べる生活を、かれこれ10年以上続けています。「疲れにくくなったし、良く眠れるようになりました。とにかく気持ちが前向きで仕事もプライベートも色々なことに挑戦してきた10年でした。もちろん個人差はあるものの、鶏肉の成分イミダゾールジペプチドはすごい。これが10年以上鶏胸肉を毎朝食べてきた実感です」

 

野菜が5~6種、果物は3~4種、鶏の胸肉、海藻が定番です。ドレッシングは、飽きないようにみりん、醤油、米酢、ポン酢、オリーブオイル、ゴマ油などを日替わりで使用しています。

sara

「今でこそ体が勝手に動くようにスムーズに作れますが、このサラダ結構手間がかかるのです」と春原。作り方としては、まず鶏胸肉1枚をレンジで加熱して粗熱を取り、冷ましている間に果物や野菜を切ったり茹でたりして大皿に盛り付けます。鶏胸肉の味は基本同じですので飽きがこないように日替わりでドレッシングを手作りします。胸肉の粗熱が取れたら手で細かく裂き、野菜の上にトッピングしてドレッシングを回しかけます。もちろん朝食のメニューはサラダだけではなく、ごはん、味噌汁、玉子焼き、焼き魚なども加わります。朝の忙しい時間帯にこれだけ食事の準備に時間をかけられる人がどれだけいるだろうか?

この思いが、調理なしでイミダゾールジペプチドを美味しく摂ることができる「イミダメイトⓇエールクッキー」を開発するきっかけとなりました。

機能性表示食品としての鶏肉

最近ではサプリメントだけでなく、「イミダゾールジペプチド」を多く含む鶏肉そのものが「機能性表示食品」として販売されています。機能性表示食品とは、事業者が科学的根拠など必要な情報を消費者庁に届け出ることで健康の維持や増進に役立つ機能性を表示できる食品のことをいいます。

イミダゾールジペプチドは、化学合成品ではなく天然成分です。動物や魚の筋肉組織に含まれ、100gあたり牛肉には265mg、豚肉には833mg、鶏のむね肉には、1223mgのイミダゾールジペプチドが含まれています。

「イミダゾールジペプチド」の推奨摂取量は200mg~400mgと言われています。サプリメントで補うだけでなく、ぜひ毎日の食事にイミダゾールジペプチドを取り入れて生涯現役を目指しましょう。

夏でもお風呂に浸かって免疫力を上げていこう!

気温が高くなると、どうしてもお風呂に浸かるのが億劫でシャワーでさっぱりと済ませたくなるものです。「イオンベール化粧品」では薬用入浴剤を取り扱っていますが、定期購入のお客様でも「夏はシャワーだけなので3か月お休みします」という方が結構おられます。夏だけシャワー派、あるいは年中シャワー派の方も今では多いのかもしれませんね。

でも、お風呂にゆっくりと浸かるだけで健康、さらには肌にとっても嬉しいことがたくさんあるのです。

夏にお風呂に浸かりたくないのは、熱いのが嫌なだけでは?

気温の高い時期は、お風呂に浸かるとせっかく汗を流したのに湯上り後に再度噴き出してきたり、妙に目が冴えて眠れなくなったりと何のために入浴したのか分らない状態になりがちです。たとえお風呂に入ったとしても熱さに耐えきれずカラスの行水のように短時間で済ませてしまうのは、風呂温度が高すぎる可能性があります。風呂温度を体温プラス4℃くらいのぬるめに設定すれば問題なくお風呂に浸かっていられると思います。高齢の方や普段から体温が低い方はもう少しぬるめにした方が良いかもしれません。少なくとも10分くらいは心地よくお風呂に浸かることができる適温を探して、入浴時間をリラックスタイムにしましょう。

シャワーでは得られない、「入浴」の効果

1 温熱効果

お風呂に浸かると温熱作用で体温が上昇します。体温は目に見える「免疫力」で、1℃下がると免疫力が30%以上も下がってしまうと言われています。今や3人に2人が発症するガンは35℃の低体温の環境を最も好みます。たとえ10分でもお湯に浸かり体温を上昇させることで免疫力を強化することができます。

 

2 快眠効果

ぬるめのお湯にゆっくりと浸かると、副交感神経の働きが促されぐっすり眠れるようになります。「免疫力」は睡眠中に強化・維持されるため、睡眠の質が上がると免疫力が高まり細菌やウイルスに負けない体になっていきます。また、肌が生まれ変わる「ターンオーバー」も睡眠中にしか行われません。食事よりも、もちろん化粧品よりも肌に影響を与えるのは「睡眠」です。

 

3 疲労回復・デトックス効果

お風呂で体が温まるとまず初めにサラサラした汗が流れます。さらに温め続けるとねっとりとした汗がでます。このねっとり汗には、体内に蓄積した重金属、ヒ素、水銀、ダイオキシンなどの疲労物質・老廃物が含まれており、汗によってそれらが排出されることにより肩や腰のコリがほぐれ疲れがとれます。

 

4 マッサージ効果

お湯に浸かると全身に水圧がかかります。この圧力で足に溜まった血液が押し戻され心臓の働きを活発にして血行を促進します。冷房や立ち仕事などでの足のむくみや肩のコリ、腰痛の緩和も期待できます。

 

5 浮力効果

お風呂に浸かると浮力で体重が約9分の1程度になります。普段体重を支えている筋肉や関節はその役割から一時的に解放され、脳の緊張も和らぎ心身ともにリラックスします。

 

 

プラスアルファの効果を求めるなら入浴剤を利用して

夏は、汗・皮脂が原因のあせも、背中や胸にできる背中ニキビなど

の肌トラブルが増えてきます。肌の乾燥がこれらに拍車をかけ、治りにくくなったり悪化させることも。夏の肌トラブルの予防や治癒には、お風呂でこまめに汗や汚れを落とすと同時に「保湿」をすることが大切です。残念ながらお湯に浸かるだけでは肌の保湿は期待できないため(むしろ肌は乾燥してしまう)、保湿成分が配合された入浴剤の使用をおすすめします。お風呂に浸かるだけで全身に保湿成分が行き渡るので、湯上り後に塗りにくい箇所などにわざわざクリームなどを塗る手間も省けます。

薬用入浴剤マイバスデイ

薬用入浴剤マイバスデイ

スキンケア成分と温泉成分配合 MY BATH DAY(マイバスデイ)

 

イオンベール化粧品の薬用入浴剤「マイバスデイ」は、スキンケアに重きを置いているため、無香料・無着色にこだわっていますが、特に肌の悩みがなくバスタイムにさらなる癒しを求めるならば、蛍光色の入浴剤がおすすめです。蛍光色には、副交感神経を優位にして精神を安定させる働きがあるそうです。

 

スキンケア効果、リラックス効果、肩こりや冷え症の改善効果・・・何を重視するかで自分にぴったりの入浴剤を探してみてください。

 

「入浴」は身体と心を元気にする長生き習慣

欧米諸国や日本以外のアジアの国でも、入浴は単に汗や汚れを落とすだけの役割ととらえ家のバスタブにお湯をはることはほとんどないようです。それに対して日本人は昔から温泉やお風呂が大好きです。お湯にゆっくりと浸かることが、いかに身体や心に良いのかを伝統的に理解していたのかもしれません。何かと「時短」が叫ばれ忙しい現代こそ、日本特有の素晴らしい入浴習慣を見直し、バスタイムをゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

新緑の露天風呂

この記事は薬剤師、園井伸輔氏が監修しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

免疫力を上げる食材は、納豆・ヨーグルトだけじゃない

現在、新型コロナウイルスの流行でヨーグルトや納豆が注目を浴びスーパーでも品薄になっているそうです。これらの発酵食品は、腸内環境を整えてがん細胞やウイルスなどを駆除してくれる「免疫細胞」(7割が腸に存在)の働きを助けることから「免疫力を上げる食材」として知られています。

今回は、それらと同じく免疫力を上げ健康長寿に欠かせない必須微量ミネラル「亜鉛」について紹介していきたいと思います。

納豆ヨーグルト

体の外側から亜鉛を摂るということ

「亜鉛」は、江戸時代からその皮膚への効能が知られ現在の医療現場でも「亜鉛華軟膏」として用いられています。

私共「イオンベール化粧品」は、この亜鉛の力に着目し亜鉛配合の化粧品を作っています。亜鉛は、細胞のDNAの複製やタンパク質の合成に関わり細胞のターンオーバー(新陳代謝)を促します。私共は、入浴剤や化粧水、シャンプーにこの「亜鉛」を配合し体の外側から供給することで若々しい肌や髪を維持する助けになると考えています。入浴剤の発売より10年以上経ちますが、(実際に毎日入浴剤を使用し)私共も長年の肌悩みが解消し、亜鉛の力を日々実感しています。

しかしながら、体の外側から亜鉛を摂った時に得られる効果は、あくまで肌質・髪質の向上など限定的なものとなります。

亜鉛

亜鉛にはターンオーバーの促進以外にもこんな働きがある

  • 骨や内臓の機能維持に関わる酵素、活性酸素を除去する酵素、アルコールを分解し無害化する酵素をはじめとした、300種類以上の酵素の働きを助ける
  • 体内で発生したがん細胞や、入り込んだウイルスを駆除する「免疫細胞」の働きを助け、体の免疫力を高める
  • 記憶や学習をつかさどる「海馬」など脳のさまざまな部位に存在し記憶力や学習力の向上および精神を安定させるうえで大きな役割を果たす

 

亜鉛が不足するとこんなことが起きる

肌荒れ 湿疹 口内炎 爪の割れ

傷が治りにくくなる

髪のコシがなくなり抜け毛が増える

食べ物の味が分らなくなる(舌の味蕾細胞の代謝が悪くなるため)

子供の発育が悪くなり、身長が伸びにくくなる

血管が弱くなり動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高くなる

骨粗しょう症になりやすくなる

感染症やがん、うつ病にかかりやすくなる

糖尿病や慢性肝疾患のリスクが高まる

 

このように亜鉛が不足すると、肌や髪とともに骨、血管、内臓機能の老化も進み健康な体を維持することができなくなるため、体の外側からだけでなく体の内側から積極的に摂る必要があるのです。

 

 

体の内側から亜鉛を摂るということ

亜鉛は体内で生成されないので毎日の食事から摂取しなくてはなりません。一日当たりの亜鉛の摂取推奨量は、成人男性で10mg、成人女性で8mgとされています。(厚生労働省発表 日本人の食事摂取基準 2015年版参照)

実際には、推奨量よりも男性で1mg、女性で0.5mgほど足りていないことが分っています。とくに食事の絶対量が減り、栄養の吸収率が下がる高齢の方は亜鉛不足に陥る可能性が高くなります。

 

では何を食べれば効率よく亜鉛を摂取できるのでしょうか。

以下に主な食品の亜鉛含有量を紹介します。

食品名 1食分の亜鉛含有量
牡蠣 5粒(60g)当たり7.9mg
豚レバー 70g当たり4.8mg
牛赤身肉 70g当たり4.0mg
牛もも肉 70g当たり2.8mg
ほたて貝柱(生) 3個(60g)当たり1.6mg
うなぎ 1/2尾(80g)当たり1.1mg
飯(精白米) 茶碗1杯(150g)当たり0.9mg
1個当たり0.8mg
納豆 1パック(40g)当たり0.8mg
アーモンド(フライ) 10粒(15g)当たり0.7mg
プロセスチーズ 1切れ(20g)当たり0.6mg

なんといっても手っ取り早く亜鉛が摂れるのは牡蠣ですが、牡蠣や豚レバーを毎日食べる人は少ないと思います。亜鉛は、肉・魚介・種実・穀類など多くの食品に含まれていますので、卵焼き、納豆、ご飯、みそ汁など定番の和食に加え、1日100g程度の肉類や魚介類を摂るように心がけましょう。また牡蠣は、生食用よりも燻製のほうが亜鉛の含有量が多いので、新鮮な牡蠣が手に入らない季節には燻製の缶詰をクラッカーにのせて5粒程度食べれば充分に必要量を補給できます。

 

亜鉛をしっかり摂って体も脳も外見も若々しく

人生100年時代といわれている今、誰にとっても「寝たきり」や「認知症」は他人事ではありません。また長い人生のなかで今回のような未知のウイルスに遭遇することも考えられます。このようなリスクを下げて健康寿命を延ばしいつまでも若々しくいるために、毎日意識的に亜鉛を摂ることをお勧めします。

 

この記事は薬剤師、園井伸輔氏が監修しています。

 

 

体質や肌質は十人十色、自分の体の声に耳を澄ませよう

突然ですが、みなさんは奇跡の遺伝子を持つ「ポルタトーリ」の話を聞いたことがありますか。

Limone sul Garda waterfront view, Lombardy region of Italy

Limone sul Garda waterfront view, Lombardy region of Italy

ポルタトーリ(遺伝子を運ぶ者)と呼ばれるのは、イタリアのリモネ村に住む特殊な遺伝子を持つ人々です。300年ほど前にリモネ村に住むある男性の遺伝子に突然変異が起こり、普通の人よりもコレステロールの処理が早く動脈硬化にほとんどならない体質になったそうです。現在、この男性の血を引くリモネ村の約40人はこの体質を受け継いでいます。しかもその効果は高齢になるほど発揮されるのだとか。リモネ村のお年寄りは、毎日朝から豚のサラミを油につけた郷土料理をたっぷり食べるそうです。私たちからみれば「そんなにお肉ばかりでコレステロールは大丈夫?」と言いたくなるような食生活ですが、心配ご無用のようです。

どんなに好きなお肉を食べても血液サラサラ、動脈硬化になりにくい羨ましい遺伝子を持つポルタトーリ。DHAサプリメントとは一生縁が無さそうです。
血管年齢 医療 健康

これは特殊な例としても、人の体は一人ひとり違います。同じものを食べていれば、みんなが一斉に健康になるのではありません。例えば健康に良いといわれる玄米でも胃腸の弱い人には消化されにくく白米の方が合っている場合もあります。

肌や髪のケアにも同じことがいえます。評判の良い化粧水で肌がきれいになる人もいれば、配合成分の1つにアレルギー反応がでてかぶれてしまう人もいます。合成シャンプーから石けんシャンプーに変えて頭皮トラブルから解放される人もいれば、石けんシャンプーの弱アルカリ性が合わなくて弱酸性の合成シャンプーの方が問題なく使える人もいます。多くの専門家がすすめる最も頭皮にやさしいとされるアミノ酸系シャンプーでも、洗浄力が弱いゆえに汚れや皮脂が取りきれずべたべたして抜け毛が増えてしまう人もいます。

 

9月に入り肌や体に夏の疲れが現れてくる時期となりました。これに応えるべくテレビやSNSなどでさまざまな健康・スキンケア情報があふれていますが、これらの情報は自分の体の状態、肌の状態をよく理解して活用する必要があります。「周りの人がみんな使っているから」「テレビで良いと聞いたから」ではなく、自分の体の声に耳を澄ませて情報の取捨選択をすることが大切です。

このブログ記事は薬剤師、堀純朗氏が監修しています。

一日一杯のみそ汁が健康と美肌を作る

味噌汁

最近、「みそ汁」が注目を浴びているそうです。そういえばテレビや書籍でみそ汁の話題に触れる機会が増え、メニューがみそ汁のみという「みそ汁専門店」が連日若い人たちでにぎわっているといいます。今回のブログでは、そんなみそ汁の元である「みそ」の魅力に迫っていきたいと思います。

みそは発酵食品
Food with live lactobacillus. Yogurt · Natural cheese · Kimchi

みそは、納豆、漬物、チーズ、ワインなどと同じ「発酵食品」です。発酵食品とは、微生物による発酵作用を利用して別の食品に生まれ変わった食品のことを言います。

みそは、「大豆・米麹・塩」が、「酵母・乳酸菌」などの微生物によって発酵して出来上がります。大豆や米麹のタンパク質と炭水化物が発酵によりブドウ糖やアミノ酸に分解され、体に吸収されやすくなります。「発酵食品が体に良い」と言われるのは、人間の胃や腸などの消化酵素をたくさん使うことなく栄養を取り入れることができるからです。また、元の原料(みそなら大豆)に存在してなかった成分、またはあっても少量しか存在していなかったアミノ酸やビタミン群、乳酸菌などが、発酵作用により多量に生成されさらに栄養価の優れた食品に変化していることも発酵食品の良さといえます。

みそに期待できる健康・美肌効果

腸内環境バランスを整える
みそには「乳酸菌」が豊富に含まれています。乳酸菌といえば腸を整えてくれる善玉菌の代表格です。免疫機能の70%が集中するといわれる腸が整うと、花粉症、インフルエンザ(感染症)、冷え性、ストレス、肌荒れ、便秘の予防・改善が期待できます。

血液サラサラ、アンチエイジング効果
赤みそには発酵によって作り出される褐色物質「メラノイジン」という成分が多く含まれています。このメラノイジンは、高い抗酸化作用を持ち血液をサラサラにしてくれます。また、糖の吸収スピードを抑え血糖値の上昇を穏やかにする効果があるといわれています。これらのメラノイジンの働きにより、美肌(美白)効果、糖尿病や脳梗塞の予防効果などが期待できます。

ダイエット効果
しっかり食事をしたはずなのに「なにか物足りない」、「もっと食べたい」と思うのは、必要な栄養素が欠けているからなのかもしれません。みそには、アミノ酸、乳酸菌、ビタミン群、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、食物繊維など健康な生活を営むために必要な栄養が豊富に含まれています。みそ汁の具に野菜や豆腐などを加えればさらに栄養価が高まります。みそ汁でバランスの良い食事を摂り満足できれば過食することがなくなります。

スーパーフード「みそ汁」の具に魚を使えばもう死角なし
みそは本当にたくさんの栄養が詰まっているスーパーフードです。そんなみそ汁の具に魚を使えば死角なしの健康食になります。なぜなら魚にはみそにはない必須不飽和脂肪酸、中でも現代人に不足しがちなDHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているからです。みそは魚とも非常に相性が良く、タイのアラを使ったみそ汁やイワシのつみれみそ汁は昔から日本人に親しまれてきました。しかし、みそ汁に毎日魚を使うのは、調理時間や後片付けの手間も考えるとかなり難しいのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、弊社が取り扱っている「高濃度DHAパウダー」です。高濃度DHAオイルを直径0.05mmのマイクロカプセルに封じ込めパウダー状にしたDHAサプリメントです。カプセルなので熱や酸化にも強く暖かい料理にも混ぜることが可能です。小さじ1/5程度(DHA200mg分)の高濃度DHAパウダーをお椀に入れて出来上がったみそ汁を注げば、魚を加えなくてもDHA入りのみそ汁を毎日飲む事ができます。

みその魅力を再認識させてくれた「みそ汁ブーム」
みそ汁は、室町時代から庶民の食卓になくてはならないものとして親しまれてきました。「みそは医者いらず」という昔からの言い伝えがあるように、必要な栄養を摂ることが難しかった時代において発酵食品である「みそ」は貴重な栄養源だったと思います。ところが、食の選択肢の増加やみそ汁には合わないパン食が増えたことで、「1世帯あたりのみそ年間購入量」は平成の30年間で10kgから5kgにまで減少しているといいます。最近の「みそ汁ブーム」は、飽食の時代にも関わらず栄養が偏りがちな現代人にとって必然的に生じた現象なのかもしれません。忙しい方でも簡単に調理ができ、野菜もたっぷり摂れる、具を変えれば幾通りものバリエーションが楽しめる「みそ汁」。健康・美肌習慣の第一歩にぜひ取り入れてみてください。

 

このブログ記事は薬剤師、堀純朗氏が監修しています。

イオンベール化粧品の「高濃度DHAパウダー」が、機能性表示食品として新商品を販売することができるようになりました。

この度、消費者庁に申請しておりました機能性表示食品の届出が受理されました。つきましては、近日中に新商品「料理と一緒に食べられる高濃度DHAパウダー」として販売する予定です。どうぞご期待ください。

dhap1

商品名:料理と一緒に食べられる高濃度DHAパウダー

届出表示:本品にはDHAとEPAが含まれます。DHAには、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である、数字・文字・図形・空間に関する情報の記憶をサポートする機能があることが報告されています。DHAとEPAには血中の中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。

手足が氷のよう。辛い末端冷え性の解消法

年が明けて「今年はダイエット頑張ろう」「筋トレを始めよう」など何か新しいことを始めようと意欲を燃やしている方も多いのではないでしょうか。しかし、そんなやる気をしぼませてしまうのがこの時期の「冷え」です。寒くて体が冷えると、朝布団から中々出られない、ストーブの前や炬燵から離れられなくなってしまいがちですよね。じっとしているとつい間食も増えダイエットどころではなくなってしまいます。中でも手足の先が氷のように冷たくなる「末端冷え性」は心まで冷たくなってしまうほど辛いものです。筋肉量の少ない女性に多い「末端冷え性」。今年こそは克服して元気いっぱい新しいことを始めましょう。

末端冷え性とは

血行が悪くなることで、私たちが生きていくために必要な熱エネルギーが手足の先まで十分に供給されていない状態のことをいいます。血液は、熱エネルギーの他に酸素や栄養を私たちの体の隅々まで運んでいるため、血行が悪くなるとあらゆる病気を引き起こしてしまうのです。

末端冷え性の克服には「温活」

末端冷え性の克服には、体を温め血行を改善することが必要になります。最近「温活」という言葉をよく耳にしますが、これは食事・運動・入浴などを通じて健康を維持するために適正な体温(36.5度)まで基礎体温を上げるための活動のことを言います。

おすすめの温活法「足湯」

シンプルですが「入浴」で外から体を温めることが最も即効性のある温活方法です。しかし、忙しい方や健康に不安のある方にとって1日何度も湯船に浸かることは難しいかもしれません。そこでおすすめなのが「足湯」です。所要時間も10分程度で、特別な準備もほとんど必要なし。朝食の前に新聞でも読みながら手軽に出来ます。何よりも良いのが、冷え切った足が温まり心地よいので継続しやすいということです。体質の改善は「日々の習慣」が作ります。温活の入門に「足湯」を取り入れてみませんか。

<足湯の方法>

用意するもの

足湯用バケツ
足が入るものならどんなバケツでも構いませんが、最近は足湯専用のバケツが通販やホームセンターなどで1,000円以下で購入できます。

注ぎ足し用のお湯
だんだんとお湯が冷えてきますので、あらかじめ注ぎ足し用に熱いお湯を傍に置いておきましょう。

ビニールシート
床が濡れることがあるので気になる方はバケツの下に敷いてください。

足ふきタオル
足湯が終わったらできるだけ早くタオルで濡れた足を拭きましょう。

温かい飲み物(白湯)
足湯でも入浴と同じように水分が失われます。体を温める白湯をゆっくり飲みながら足湯をしましょう。

準備が整ったら、足湯用バケツに足首が浸かる程度までお湯(43度〜45度)を入れ10分から15分足を温めましょう。お湯がぬるいと感じたら用意した熱いお湯を注ぎ足してください。(やけどに注意)

Footbath

補足1 足湯のついでに「かかとケア」

この時期足のトラブルで最も多いのが「かかとのひび割れ」ではないでしょうか。かかとは全体重を支えるため常に強い刺激を受けている部位です。さらに乾燥や加齢が原因でターンオーバーが乱れ角質が厚く硬くなってしまうのです。かかとがカサカサでお悩みなら、足湯のお湯に保湿成分配合の入浴剤を適量入れてみましょう。イオンベール化粧品では、天然保湿因子のアミノ酸と亜鉛イオンを配合した「入浴料化粧品イオンベール」を取り扱っています。「足湯」と「入浴料化粧品イオンベール」の相乗効果でかかと状態の改善が期待できます。

補足2 足湯のついでに「足裏のツボ押し」

足裏は「第2の心臓」と言われるほど体に影響する「ツボ」がたくさんあります。足湯で足が温まった時はツボ押しの効果がアップするチャンス。血行促進におすすめは「湧泉(ゆうせん)」というツボ。足の指をぎゅっと曲げた時、土ふまずの前の方にできるシワのくぼみにあります。ツボの位置に親指を重ねあて、ぐっと足先の方へ突き上げて押します。左右同様に5秒押すのを5回行いましょう。

基本 CMYK

足湯を「温活」のきっかけに

血行が良くなり体が温まると、不思議と気持ちが前向きになってきます。朝10分の「足湯」で「さあ今日も1日頑張ろう」というやる気が沸いて来たら、「軽い筋トレやストレッチをする」「一駅分長く歩く」「丁寧な食事をする」など、血の巡りを良くし体を温めるための習慣が次々とあなたのものになっていくことでしょう。

この記事は薬剤師堀純朗氏が監修しています。

玄米で腸内美人になろう

「肌は内臓を映し出す鏡」という言葉があるように、内臓の不調のサインをいち早く教えてくれるのが「肌」なのです。自分の肌をよく観察し内臓に負担をかけ過ぎていることに気づくことは健康管理の第一歩です。

肌はこんな内臓の不調を教えてくれる

肝臓・腎臓の不調→肌荒れ・肌のむくみ
肝臓・腎臓は、アルコールなどの解毒処理、老廃物の処理をする役割があります。肝臓や腎臓が弱ると肌荒れ・肌のむくみとなって現れることがあります。

腸の不調(便秘)→肌のくすみ・肌荒れ・ニキビ
便秘は、食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスによる腸内細菌のバランスが崩れることで生じます。排泄されない老廃物が毒素を発生させ全身を巡り血行を悪くさせ「肌のくすみ」につながります。さらにこの毒素の排出にエネルギーを使うため、皮膚本来のターンオーバー(代謝)や排泄機能が低下し「肌荒れ」を引き起こします。

体の不調が肌に現れたら無理のない範囲でライフスタイルや食生活の改善をしましょう。
可能ならば主食を白米から玄米に変えることをお勧めします。

玄米ってすごい

主食に玄米を食べている方はまだまだ少数派かもしれません。玄米とはもみ殻だけを取り除いたもので精製した白米よりも栄養素が豊富に含まれています。主食を白米から玄米に変えるだけ効率よく栄養素をとることができます。

玄米に含まれる代表的な栄養素

ビタミンB群
便秘になると合成が妨げられるのがビタミンB群です。玄米には美肌の強い味方であるビタミンB1が白米の8倍、ビタミンB2が白米の2倍、ビタミンB6が白米の10.5倍含まれています。

食物繊維
玄米には水溶性と不溶性の食物繊維が白米の4.7倍含まれています。これらは消化の過程で水分を含み膨張し腸の蠕動運動を活発にします。美肌の敵である便秘を解消して善玉菌を増やし腸内バランスが良くなります。

各種ミネラル
玄米にはマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが多く含まれています。肌のターンオーバーに欠かせない「亜鉛」も豊富に含まれており美肌効果が期待できます。(参照ブログ:亜鉛ってすごい

白米と玄米の栄養素含有量

図

科学技術庁調査会編(五訂日本食品標準成分表)

玄米の豊富な栄養を有効利用しおいしくいただくために
玄米ごはん

メリットばかりと思われる玄米ですが、白米よりも消化吸収しづらいという弱点があります。玄米を食べやすくするには、玄米を少しだけ発芽させ*発芽玄米にするという方法があります。白米のようにもちもちになるだけでなく栄養価や甘味も増すのでおすすめです。

*発芽玄米の作り方
玄米を軽く洗い(白米のように一生懸命研がなくてもよい)大き目のボールなどに入れ30℃くらいの水を加え室温で1日から2日浸けておく。微生物の発生を防ぐため6時間おきに水を変える。玄米の1割程度に0.5mmの発芽が確認できたら炊飯器の玄米コースや圧力鍋などで炊く。

よく噛むことで消化・吸収をUP
玄米の消化吸収を良くしその栄養素をしっかりと取り入れるためには「よく噛む」ことが大切です。よく噛むことで満腹中枢が働き食べ過ぎを防ぐという効果も生まれます。

玄米食に切り替えた方の多くは、「便秘が解消した」「ダイエット効果があった」「肌がきれいになった」という実感を持たれるようです。白米に比べかかってしまう手間も時間も「健康美肌への道」と考えれば惜しくないのかもしれません。

この記事は薬剤師堀純朗氏が監修しています。

 

 

 

1 2 3 4 6