前回のブログで、「便秘」、「肩こり」、「肌荒れ」などの体の不調が「体の冷え」から発生している場合があるとお話ししました。
生命を維持するための活動(心臓の鼓動、肺での呼吸など)は、「熱エネルギー」によって行われています。すなわちこの「熱エネルギー」が体の隅々にまで行き渡らないと体の活動が低下し、さまざまな不調につながってしまうのです。
現在の日本人は50年前と比べて1℃近く体温が下がっていると言われます。原因としては、車や家電の普及により運動量が減っていることがあげられます。運動不足は筋肉量を減少させます。筋肉は最大の熱エネルギー産生器官です(1日に人が生み出す熱の6割は筋肉が作っている)ので筋肉量の減少は体温低下に直結するのです。さらに筋肉量が減少すると基礎代謝も下がります。基礎代謝とは、何もしなくても体内でエネルギーを消費していること。基礎代謝は加齢によって落ちていくので、自分で意識的に代謝を上げ体温を上げていく方法をご紹介します。
体温を上げるには
適度な運動を行う
体温を上げるために、きつい運動は必要ありません。毎日続けられる散歩、ストレッチ、太ももやふくらはぎの筋肉を鍛えるスクワットなどを取り入れてみましょう。運動が嫌いな方は家事をこまめにして筋肉を意識的に使うのもいいです。
体温を上げる食品を摂る
根菜類 人参・ごぼう・かぼちゃなどの根菜類は、ビタミン類、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているため食物の消化・吸収・代謝に役立ちます。
たんぱく質 たんぱく質は効率よく体を温めます。さらに熱エネルギーを生み出す筋肉の元でもあります。脂身の少ない鶏肉がお勧めです。
生野菜のサラダや冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、冷えで悩んでいる場合は避けた方が良いと思います。
湯船に浸かって入浴する
入浴は体温を一時的に上げる一番簡単な方法です。湯船に体を浸すと浮力が働き水圧で血行も良くなります。血行が良くなると熱エネルギーが行き渡りやすくなります。このとき注意したいのはぬるめのお湯(体温プラス4℃くらい)にゆっくりリラックスして浸かることです。
外から体を温める
腹巻き、カイロ、湯たんぽなどを使って冷えを予防することも大切です。
昼夜逆転の生活を改め良質の睡眠をとる
「冷え」は自律神経の乱れとも大いに関係しています。質の良い睡眠で自律神経のバランスを整えることで冷えを改善しましょう。
体温を上げるとこんなに良いことが
・基礎代謝が上がり太りにくい体になる
・お肌の新陳代謝が上がりくすみのない美肌になる
・腸の蠕動運動が活発になり便秘や大腸がんなどの予防になる
・肝臓・腎臓の働きが良くなり解毒処理や老廃物の処理がスムーズに体になる
・免疫力が高まる
「冷え体質」を改善し健康美肌を手に入れるには、代謝を良くし熱エネルギーを生み出しやすい体へじっくりと体質を改善し、その熱エネルギーを体の隅々まで行き渡らせるために血行を良くすることが必要です。
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