2月も今日で終わり、春の気配が近づいてきたとはいえまだまだ気温の低い日が続きます。
この時期、便秘や肩こり、そしてそれに伴う肌荒れでお悩みの方も多いのではないでしょうか。一見関係がなさそうなこの3つの症状ですが、体の「冷え」が原因で起こっている場合があるのです。「便秘薬を飲む」、「マッサージに通う」等の「対処療法」に頼りがちですが、根本的な解決には至りません。便秘や肩こりには大きな病気が隠れている場合もあります。きちんと原因を突き止めじっくりと解決し、健康と美肌を一度に手に入れてください。
「冷え」とは
人間の体は冷えると、手足の末梢血管を収縮させて何とか深部体温を維持させようとします。このため手足の先まで血液が行きづらく「冷え」が生じるのです。
しかし、同じ外気温でも、手足が冷たくなってしまう人、温かさを保っている人に分かれますよね。これがその人の「血行が良い、悪い」の目安の一つになると思われます。
「冷え」がもたらす便秘
体の冷え→血行が悪くなる→胃腸の働きが悪くなる→腸の蠕動運動が鈍くなる→腸内の悪玉菌が増え善玉菌が減る→便秘
「冷え」がもたらす肩こり
体の冷え→血行が悪くなる→酸素や栄養素が肩の筋肉に届かない→代謝が衰え老廃物や疲労物質が溜まる→肩こり
「便秘」がもたらす「肌荒れ」
便秘→悪玉菌がアンモニアや硫化水素などの有害物質を産生する→腸が便でふさがれて出口を失った有害物質が血流にのって全身を巡る(有害物質により血行も悪くなる)→有害物資が皮膚より排出される→皮膚本来の代謝や排泄が正常に機能しなくなる(有害物質の排出にエネルギーを使用するため)→皮膚の古い角質が残る→肌荒れ
このように考えると寒い時期にとくに起こりがちな体の不調は「冷え」すなわち血行不良からもたらされている場合が多いのです。
次回のブログでは、日々の生活から「冷え」を改善する方法をご紹介したいと思います。