DHA素朴な疑問Q&A パート2

DHAにはさまざまな疾病リスクを軽減する効果が期待されており、その中の1つに「認知症予防・改善」があります。認知症とは、脳の認知機能が下がり日常生活に支障が出ている状態を言います。日本では、高齢化に伴い認知症が増加傾向にあります。今回のブログでは、脳の認知機能とDHAの関係に焦点をあて掘り下げていきたいと思います。

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Q1. 認知症の原因は?

A. 認知症には大きく分けて「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」の2種類ありそれぞれ発症原因が異なります。

アルツハイマー型認知症の原因

  • アミロイドβ(注1)とタウタンパク質(注2)の蓄積により、脳の「海馬」という記憶を司る部分の脳神経細胞が死滅することによって発症します。
    注1;アミロイドβ・脳神経細胞の老廃物。蓄積が続くと脳神経細胞先端部を傷つける
    注2;タウタンパク質・脳神経細胞の中に蓄積し脳神経細胞そのものを死滅させる
  • 初期段階ではアミロイドβの蓄積から始まり、その約10年後からタウタンパク質の蓄積が始まります。その後さらに15年間アミロイドβとタウタンパク質は蓄積を続け、脳神経細胞を死滅させ認知症を発症させます。初期段階から発症まで約25年かかります。認知症は、70歳頃からの発症率が高い為、その多くは、45歳頃(70歳-25年=45歳)からアミロイドβの蓄積が始まっていることになります。45歳を過ぎたら認知症予防を始めるのが望ましいと思われます。

脳血管性認知症の原因

  • 脳卒中が海馬で起こった場合に後遺症として脳細胞の一部が死滅することで発症します。

Q2. どうしてDHAが認知症予防に役立つの?

A. アルツハイマー型認知症の予防とDHA
世界各国の研究によりDHAが脳神経細胞の死滅を抑制する働きがあることが分っています。また1991年の調査において、アルツハイマー型認知症で死亡された方の海馬付近でのリン脂質(細胞膜の主成分となる脂質)中のDHA含有率が7.9%だったのに対して、それ以外で死亡された方のDHA含有率が16.9%だったことでもDHAにはアルツハイマー型認知症を抑制する効果があると裏付けられています。
脳血管性認知症の予防とDHA
DHAは血液脳関門を通過できる唯一の脂肪酸で、残っている脳細胞を活性化し死滅してしまった脳細胞を補うと考えられています。またDHAには血液をサラサラにし血栓予防の効果があり、脳血管性認知症の原因である脳卒中を予防してくれます。

認知症の予防にはDHAを摂取する以外にも、軽いウォーキングや有酸素運動、簡単な計算や楽器の演奏の継続が有効とされています。色々な予防法の1つとしてDHAサプリメントを取り入れてみたいと思われる方は、続けやすさ、含有量を基準にご自分に合ったDHAサプリメントをお選びください。イオンベール化粧品では、青魚特有の臭みを全く感じさせない「無臭DHAサプリメント」と料理にまぜて1日に必要なDHA1000mgを摂取できる「高濃度DHAパウダー」を取り扱っております。ぜひお試しください。

 

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