その虫刺され、絶対に跡を残さない

今年も暑い夏がやってきました。半袖で涼やかに過ごしたい反面、「蚊」をはじめとする虫の活動が活発になるのが気になります。毎年虫刺され跡が消えずに悩まされる方もいらっしゃることと思います。特に女性にとっては、腕や足に虫刺され跡があると出来るおしゃれも限られてくるので厄介ですね。ところが、いくら虫に刺されても数日で元の肌に戻る人、反対に跡が残り季節が変わっても中々消えない人がいます。前者と後者には、虫に刺された直後の対処法、普段の生活習慣のどこかに違いがあるはずです。そこで今回のブログでは、「虫刺され跡が残りにくい体質を目指す」ために普段から出来ることをまとめてみました。今年は虫刺され跡のないきれいな肌で夏のおしゃれを楽しみましょう。

 

虫に刺されるとなぜ痒くなる?

虫に刺されると、虫の唾液・毒が皮膚に入り体の抗体と反応してアレルギー反応を起こします。この時分泌されるヒスタミンがカユミの原因です。

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虫刺され跡を残さないための第一歩は「掻かない」こと

大人は、痒いからといってむやみに掻き毟ると後で大変なことになるということを経験上知っていてある程度コントロールできますが、赤ちゃんや子供は掻き壊してそこから菌が入り「とびひ」などに悪化してしまうこともあります。

 

直後のケア/ 掻かないためにカユミを早く抑えよう

方法1 水とアルカリ性の石けん(洗浄成分が石けん素地となっているもの)で洗う

酸性になっている虫刺され箇所をアルカリ性の石けんで中和することでカユミを抑えられます。
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方法2 まだカユミが続くようならムヒなど市販の薬を使用する

 

直後のカユミを抑えたら/ 炎症性色素沈着を防ごう

方法1 虫に刺された箇所を保湿する

肌のターンオーバーを促すために、保湿成分を含んだ化粧水や美容液で保湿しましょう。

方法2 虫刺され箇所を紫外線から守る

虫刺され箇所はダメージを受けているため、紫外線の影響を受けやすく日焼けにより色素沈着がさらに進んでしまいがちです。とくに、「シミが出来やすい」、「日焼けしやすい」体質の方はしっかりとした紫外線対策をとってください。

方法3 虫刺され箇所に絆創膏を貼る

寝ている間や時間が経ってカユミがぶり返すと無意識に引っ掻いてしまうことがあるため、カユミが完全に治まるまで絆創膏を貼って掻かないようにしましょう。また絆創膏で保護することで傷の治りも早まります。

 

食べ物による体質改善

ここまで記してきたような対策をされても虫刺され跡が数か月も残ってしまう方は、体の中に「亜鉛」が足りていないのかもしれません。今年1月のブログ*「亜鉛(Zn)ってすごい」でご紹介したように、亜鉛は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)と深くかかわっています。したがって亜鉛が不足すると肌の新陳代謝が滞り皮膚炎や傷が治りにくくなるのです。

亜鉛が多く含まれている食べ物は、牡蠣 豚レバー 牛肩肉 ウナギ 胚芽米 チーズ 小魚などです。現代の日本人は、亜鉛が不足しがちですのでぜひ意識的にとってみてください。

 

質の良い睡眠で体質改善

虫刺され跡を修復するターンオーバーは睡眠中に行われます。また睡眠のはじめの約3時間以内に成長ホルモンが分泌されターンオーバーを促します。トータルで6時間はかかるため6時間以上の睡眠時間を確保することが大切になってきます。

 

以上、虫刺さされ跡を残さないために意識的にできることをまとめました。

虫に刺された直後のケアと、保湿、紫外線対策、バランスの良い食事、質の良い睡眠が鍵となります。

結局のところ、虫刺され跡を早く消すにはシミと同じく「ターンオーバーを整え色素沈着が起きる前に元の肌に戻す」というところに行き着きます。

 

イオンベール化粧品では、肌のターンオーバーに欠かせない亜鉛と保湿成分のアミノ酸を配合した「入浴料化粧品」「化粧水」「薬用美白美容液」「石けんシャンプー」を取り扱っています。

ご愛用のお客様からは、「うちの子どもは、毎年虫刺され跡がポツポツと広がってひどくなるのに悩んでいたが、刺された後イオンベール化粧水をスプレーしておくと跡が残らないようになった」、「入浴料化粧品イオンベールを使うようになっていつの間にか虫刺され跡が残らないばかりか、汗疹(あせも)もできなくなった」というお喜びの声を頂戴しています。継続してお使いいただくことで、肌が外からの刺激に負けにくくなっていると考えられます。

体質の改善は一朝一夕にかなうことではありませんが、「イオンベール化粧品」の商品が少しでもそのお役に立てれば大変嬉しく思います。

 

このブログ記事は薬剤師の堀純朗氏が監修しています。

 

 

 

 

紫外線から髪を守ろう

紫外線が急増する時期になると、シミやシワなどお肌への影響が気になりますね。
紫外線がもたらす老化現象を「光老化」(ひかりろうか)といいますが、意外にも見落としてしまいがちなのが、髪の光老化です。頭は人の体において最も太陽に近い部位であり、その頭部を守っている髪は必然的に紫外線のダメージを受けやすくなります。今回のブログでは、紫外線が髪や頭皮に与える影響と対策についてお伝えしていきたいと思います。

紫外線が髪と頭皮にもたらす影響
紫外線ダメージその1 キューティクル(髪の表面にある保護膜のような組織)が傷む
毛髪の一番外側にはタンパク質を主成分とした「キューティクル」といううろこ状の組織があり、髪を汚れから守り栄養素をキープしている。しかし、髪に紫外線が当たるとこの「キューティクル」が傷み剥がれやすくなる。

紫外線ダメージその2 コルテックス(髪の内部を形成する組織)が流出→切れ毛
キューティクルが傷むと、「コルテックス」という髪の潤いや強度を保つタンパク質が流れ出し、髪の強度がなくなってプチッと切れてしまう。

紫外線ダメージその3 コルテックスがむき出しになる→枝毛
さらに悪化してキューティクル自体が剥がれ落ちると、コルテックスがむき出しになり縦に裂けてしまう。
紫外線ダメージその4 変色
紫外線が毛髪のメラニン色素を分解し、髪が焼けたように赤茶色に変色してしまう。

紫外線ダメージその5 白髪
紫外線が、頭皮の色素幹細胞を壊し黒い髪が生成できなくなる。

紫外線ダメージその6 薄毛
紫外線が、頭皮の毛母細胞(髪の毛を作りだす細胞)の働きを衰えさせ髪が生えにくい状態になる。
さらに、頭皮のコラーゲン繊維にもダメージを与え潤いがなくなることによっても髪が生えにくい状態になる。

以上のように紫外線は髪と頭皮の両方にダメージを与え老化を進行させます。顔の3倍以上の紫外線を浴びると言われる髪には、顔以上にしっかりとした紫外線対策が必要なのです。

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適切なヘアケアで紫外線から髪を守ろう
1 UVカットアイテムを上手に使う
屋外では、帽子や日傘を必ず使用する(色は紫外線を遮断するのに有効な黒がおすすめ)
紫外線防止効果のあるヘアケア製品(スプレータイプ)を使用する

2 頭皮の皮脂を取り過ぎないヘアケアを心がける
1日に何度も洗髪する、洗浄力の強いシャンプーを使っている、朝シャンが日課という方は要注意です。これらに共通するのは「頭皮の皮脂を取り過ぎてしまう」ということです。

皮脂が頭皮を紫外線から守る
頭皮は、汗や皮脂などが混じり合った「皮脂膜」で覆われています。そしてこの「皮脂膜」が頭皮の乾燥を防ぎ、紫外線や空気中の細菌などの外敵から頭皮を守る役割を果たしています。したがって過度の洗髪で皮脂を取り過ぎると紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。

シャンプーは夜、1日1回までが理想
髪は夜に成長するといわれています。夜眠りにつく前に頭皮の汚れや余分な皮脂などを落とすことが、髪の健全な成長につながります。またシャンプーで落とした皮脂は、6時間で再生するため朝外出するころには頭皮は適度な皮脂で守られた状態になります。ところが朝に髪を洗うと皮脂のない無防備な状態で紫外線を浴びることになってしまいます。

自分に合ったシャンプーを使用する
シャンプー選びに「正解」はありません。人それぞれ体質が異なるからです。ただ現在お使いのシャンプーで、いくら洗ってもフケ・カユミ・乾燥・べたつきなど悩みを抱えているのならシャンプーを見直すことをお勧めします。余分な皮脂と汚れさえ落ちれば自ずと頭皮は元気になり紫外線の影響も受けにくくなるのです。ごくシンプルな成分で洗浄力の強すぎないシャンプーをお勧めします。イオンベール化粧品の過去のブログ「石鹸シャンプーのススメその1」にシャンプーの種類・特徴をまとめてありますのでシャンプー選びの参考にしてみてください。

以上紫外線が髪と頭皮に与えるダメージとその対策についてまとめました。肌も頭皮も同じ皮膚であり皮脂膜により紫外線ダメージから保護されています。必要な皮脂を守りながらできるだけ紫外線を浴びない工夫を継続することが若々しい髪を維持する秘訣です。
この記事は薬剤師の堀純朗氏が監修しています。

自分や家族の健康のために納得のDHAサプリメント選びを

私たち「イオンベール化粧品」が扱っている健康食品の1つに「高濃度DHAパウダー」というDHAサプリメントがあります。普段の食事に混ぜて手軽にDHAが摂取できるめずらしい形態のサプリメントですので、お問い合わせも多く頂戴するようになりました。料理に混ぜて使えるというこの商品の特徴のため、自分だけでなく家族みんなの栄養を考える主婦の方や、普通のカプセルが苦手でDHAサプリメントを諦めていた方からの関心がとくに高いようです。

サプリメントは、毎日口にするもの、今よりももっと健康になるためのものですのでやはり安全性が証明されていることが大前提だと思います。私どものホームページにも「高濃度DHAパウダー」の品質や安全性ついての質問をよくいただきます。そこで今回のブログでは、「高濃度DHAパウダー」に興味をもってくださった方の不安や疑問にできる限りお答えしたいと思います。

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高濃度DHAパウダーの安全性について

Q1 高濃度DHAパウダーはどんな工場で作られていますか?

A. ISO22000という食品安全国際規格を認証取得した工場で、徹底した衛生管理、品質管理のもとで生産しています。

 

Q2 製品に使用されているDHAの水銀、重金属の検査はしていますか?

A. 食品分析機関に依頼し、水銀、ヒ素、鉛、カドミウム等の有害物質が検出されていないことを確認しています。

 

Q3 製品に使用されている水の安全性は確認されていますか?

A. 製品には、市水を使用しています。使用水の水道モニタリングにおいて、これまでにヨウ素131、セシウム137は一切検出されておりません。

 

高濃度DHAパウダーの品質について

Q1 DHAは非常に酸化しやすい油と聞きました。高濃度DHAパウダーにはどんな酸化防止対策が取られていますか?

A. まずパウダーの1粒1粒を直径0.05mmのカプセルでコーティングしていますので、これだけである程度の酸化防止になります。そのうえで酸化防止剤としてビタミンE、とローズマリー抽出液を用いています。

 

Q2 高濃度DHAパウダーは、具体的に何が高濃度なのでしょうか?

A. まずカプセル中の魚油の比率が60%で高濃度となっています。その魚油中の70%をDHAが占めています。
(魚油にはDHA以外の油も含まれています)

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高濃度であることの利点は、何といっても少量のパウダーで必要分のDHAが補えることです。高濃度DHAパウダーは、小さじ半分で500mgのDHAを摂取できます。またDHA以外の成分(カプセルを構成するゼラチンなど)の摂取を最小限にとどめることができます。

 

DHAは人間の体内で作れない・蓄積できない

もともと日本人はタンパク質を魚で補っていたため、1日平均2,000mg以上のDHAを摂取していたそうです。しかし、食の欧米化や選択肢の増加に伴い魚の摂取量は減り続け、今は厚生労働省が推奨する1日あたりDHA摂取量1,000mgの半分程度しか摂取できていないといわれています。またDHAは体内に蓄積することができないので、一度にたくさん摂るよりも毎日一定量をこつこつ摂取した方が良い成分です。そのように考えると、いかに無理なく続けられるかがDHAサプリメント選びの重要なチェックポイントとなります。安全性、含有量を踏まえた上での値段、独自性、ライフスタイルに合っているかなどをしっかり比較して、自分にぴったりのDHAサプリメントを選び健康な毎日を支えるパートナーにしてください。

この記事は薬剤師:堀純朗氏が監修しています。

子供が魚嫌いで困っているなら、手作りおやつにDHAサプリメントを混ぜて解決

「高濃度DHAパウダー」は高濃度DHAを直径0.05mmのカプセルに封じ込めパウダー状にしたDHAサプリメントです。熱にも強いのでクッキーやケーキなどの手作りおやつに混ぜて一緒に焼くことができます。さらに砂糖の量を減らしたり、小麦粉の代わりにおからを使えばダイエットにも最適なヘルシーなおやつになりますよ。

手作りクッキー

DHA入りクッキーのレシピ

(材料 20枚分)

薄力粉     100g

無塩バター   50g

砂糖      30g〜50g

卵       1/2個

DHAパウダー 小さじ半分 (DHA500mg分)

1.室温に戻したバターを白っぽくなるまで練る
2. 1のバターに砂糖、溶き卵を混ぜる
3.小麦粉、高濃度DHAパウダーをふるいながら入れる
4.抹茶、紅茶、ココアなどを混ぜる場合はこのタイミングで(各5g程度)
5.生地をひとまとめにしラップでくるみ、冷蔵庫で30分〜1時間生地を寝かせる
6.生地を取り出し5mmの厚さに切る
7.180度のオーブンで予熱し10分〜15分程度焼く

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亜鉛(Zn)ってすごい!

イオンベールシリーズの一つで、酸化亜鉛を配合した「入浴料化粧品イオンベール」を発売し今年で9年目になります。大変有り難いことに、発売当初より定期コースで続けて下さっているお客様が多くいらっしゃいます。色素や香料は無添加のため、入浴を楽しむという意味では付加価値の低いこの商品をこれだけ長く愛用下さっているのは、目に見える効果を実感されているからだと思います。今回のブログでは、入浴料化粧品イオンベールの最大の特徴である「亜鉛」が私たちの体にどんな影響をもたらすのかを紹介していきたいと思います。

亜鉛

亜鉛とは?
体にとっては欠かせないミネラル(必須金属)のひとつ。
人体に約2g含まれ、皮膚,硝子体、前立腺、肝臓、腎臓に多い金属。
体内で作り出せないため食事から補う必要がある。

macro shooting of natural mineral stone - stone of sphalerite (zinc blende) isolated on white background

亜鉛はどんな働きをしているの?
1細胞をつくるタンパク質や核酸を合成。(新陳代謝を促す)
2消化や吸収に関与する酵素(約200種類)を構成。
3造血・生殖・免疫機能の維持。
亜鉛が不足すると何が起きる?
味覚障害 → 舌にある味蕾の新陳代謝が滞るため。
皮膚炎 →  肌の新陳代謝が滞るため。
傷が治りにくい → 肌の新陳代謝が滞るため。
抜け毛 →  頭皮の新陳代謝が滞るため。
爪が割れやすい → ケラチンというタンパク質の合成が滞るため。
貧血 → 造血機能の低下のため。
その他、口内炎、成長障害、食欲不振、ウツ病傾向など

どんな食べ物に多く含まれる?
牡蠣 豚レバー 牛肩肉、ウナギ、胚芽米、チーズ、小魚に多く含まれる。
中でも牡蠣の亜鉛含有量は5粒(60g)で7.9mgと最も多く、1日に必要な亜鉛*がほぼ補える。
*厚生労働省が定める亜鉛の1日あたりの推奨量は成人男性で10mg、成人女性で8mg

Collage of products containing zinc新鮮な生牡蠣料理

亜鉛をサプリメントで補ったほうが良いの?
亜鉛は比較的たくさんの食べ物に含まれているのでバランスの良い食事をしていれば十分に必要量を補給できます。
ただし日常的に激しい運動をする方、妊娠中の方、亜鉛排出作用のある薬を服用している方などは、亜鉛不足になりやすくサプリメントで補充することも必要かもしれません。また清涼飲料水、アイスクリーム、インスタント食品などで酸化防止剤として使われる食品添加物(ポリリン酸)は、亜鉛を対外に排出してしまう作用があるので、食べ過ぎには気を付けましょう。

サプリメント / 亜鉛

自覚しにくい亜鉛不足
以上のように、人体にたった2gしか存在しない亜鉛は私たちにとって欠かすことの出来ないミネラルなのです。従って亜鉛が不足すると体に様々な不調が生じてしまいます。
肌が荒れる、なんとなくだるい、風邪が長引く、傷が治りにくい、食べ物の味がしない、水が苦く感じる、など毎日の生活で漠然とした不調を感じているなら亜鉛不足を疑ってみましょう。
亜鉛と美容
亜鉛は肌の新陳代謝に大きく関わり健康な肌の維持には欠かせない成分です。亜鉛を酸化した「酸化亜鉛」は皮膚炎治療の軟膏や、赤ちゃんのあせも・オムツかぶれ用のベビーパウダーとして古くから用いられています。イオンベール化粧品では、「日常のスキンケアに亜鉛をもっと手軽に取り入れたい」という想いから、酸化亜鉛を配合した入浴液の開発が始まりました。様々な試行錯誤の末、本来は液体に溶けない酸化亜鉛をアミノ酸のチカラでイオン化し入浴液に配合することが可能となったのです。水に溶けた状態の酸化亜鉛はお肌の隅々まで(角質層)速やかに行きわたります。こうして入浴のたびに簡単に全身スキンケアができる「入浴料化粧品イオンベール」が9年前に誕生しました。現在、酸化亜鉛を配合したイオンベールシリーズは化粧水、薬用美白美容液、アミノ酸石けんシャンプーへと広がっています。これからもより多くの方の健康美肌作りをお手伝いをしていきたいと思っています。

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この記事は薬剤師:堀純朗氏が監修しています。

自分にあった美白化粧品選びが成功の鍵

前回のブログでご紹介したように、シミ対策には美白化粧品が欠かせません。美白ブームの日本では本当にたくさんの美白化粧品が販売されています。有名ブランドの製品なら確かなのか、それとも値段が高ければ高いほど効果があるのか悩ましいところです。そんなお悩みを解決するために、今回は美白化粧品を選ぶときに着目するポイントについてまとめました。ぜひ参考してください。

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 チェックポイント1 成分に美白成分*が配合されているかどうかをチェックしよう

「○○ホワイト」「ブライトニング○○」などなんとなく美白っぽい名前だけで選んでしまうことはありませんか。製品に表示されている成分表を見て美白成分がきちんと含まれたものを選びましょう。

*メラニン色素ができる過程のどこかにブレーキをかけ、メラニンの生成を抑える作用を持つのが美白成分です。その中でも厚生労働省が認可した美白成分を配合したものは医薬部外品として美白の効能をうたうことが可能になります。

 厚生労働省が認可した主な美白成分

 トラネキサム酸(人工的に作られたアミノ酸)

メラニン色素生成に関わる表皮伝達物質に作用しメラニンの生成を抑える。元々は止血剤や消炎剤、肝斑(前回のブログ参照)の治療薬として使われている。普通のシミだけでなく、スキンケアでは効果が現れにくかった肝斑を防ぐ効果も期待できる。

 

ビタミンC誘導体(ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもの)

メラニン色素生成の際に働くチロシナーゼ酵素を抑制しメラニンの生成を抑える。抗酸化作用を持つのでアンチエイジングにも役立つ。

 

リノール酸(サフラワーなど植物油から抽出された成分)

チロシナーゼ酵素の量を減らしメラニンの生成を抑える。

 

アルブチン(コケモモから抽出された成分)

チロシナーゼ酵素を抑制しメラニンの生成を抑える。

 

 

プラセンタエキス(哺乳類の胎盤から抽出された成分)

チロシナーゼ酵素を抑制しメラニンの生成を抑える。アンチエイジングやターンオーバーの乱れを抑える効果も持つ。

 

エラグ酸(苺から抽出された成分)

チロシナーゼ酵素を抑制しメラニンの生成を抑える。

 

ルシノール(北欧のモミの木の成分に着目して開発された成分)

チロシナーゼ酵素を抑制しメラニンの生成を抑える。

 

カモミラET(西洋の植物カミモールから抽出された成分)

メラニン色素生成に関わる情報伝達物質エンドセリンの働きを阻害しメラニンの生成を抑える。

 

t-シクロアミノ酸誘導体(大豆や卵黄から抽出された成分)

メラニン色素生成に関わる表皮伝達物質を抑制しメラニンの生成を抑える。

現在、厚生労働省が認可した美白成分は約20種類ありますが、どの成分が最も効果的かは人によって異なります。また医薬部外品は医薬品と化粧品の中間に位置するものであり、効果も大きい分、副作用のリスクも化粧品よりは高くなる可能性があります。安全性を考えると、やみくもに目新しい成分を試すよりも、長く使用された実績のある美白成分が配合された化粧品をおすすめします。

 

チェックポイント2 医薬部外品でも全成分が表示されているかどうかをチェックしよう

現在、医薬部外品には普通の化粧品と違って全成分表示義務がありません。そのため有効成分のみ表示された製品が多いです。いくらあなたにとって効果のある美白成分が配合されていたとしても、それ以外の成分でかぶれやアレルギーを起こしてしまっては元も子もありません。とくにアレルギー体質や敏感肌の方は、全成分を確認した上で購入されることをおすすめします。

 

チェックポイント3 美白成分以外の成分をチェックしよう

シミは、ターンオーバーの乱れによりメラニン色素の排出が間に合わず肌に蓄積してしまった場合に発生します。シミができるメカニズムを考えると、過剰なメラニンの生成を抑えると同時に、バリア機能が十分に働きターンオーバーの乱れがない健康な肌を作る必要があるのです。美白成分に加え、保湿成分や抗酸化成分などで肌を整え総合力でシミに挑める美白化粧品が理想です。

 

チェックポイント4 顔全体に広げて使えて毎日続けられるかをチェックしよう

美白化粧品と呼べるものには、メラニンの生成を抑える成分が入っていてこれからできるシミを予防します。したがって、スポッツ型(シミ部分のみに使用するもの)よりも化粧水や美容液のように顔全体に広げて使えるものをおすすめします。また美白化粧品は薬ではありませんのですぐに効果を実感できるものではありません。試供品を利用して、ある程度の期間続けられる条件を満たしたもの(価格や使用感)を選びましょう。

 

美白化粧品は消しゴムのようにシミを消してくれる魔法の化粧品ではありません(中にはそのように謳っているものもあります)。メラニン色素は、紫外線などの刺激から体を守るために生成される色素です。美白成分に許されるのは、過剰なメラニンの生成を抑えるということに留まります。美白成分はシミの予防として捉え、後は正しいスキンケア・食事・睡眠・運動でターンオーバーを整える。それが遠回りに見えて最も近道な美白方法だとイオンベール化粧品は考えます。

この記事は薬剤師:堀純朗氏が監修しています。

 

 

 

 

新発売 薬用美白美容液「潤白jyunpaku」サンプルプレゼント ご案内

2017年10月、イオンベール化粧品から薬用美白美容液 「 潤白 jyunpaku 」を発売することとなりました。肝斑(ブログ参照)の治療でも使われている薬用美白成分トラネキサム酸、日焼けや肌荒れによる炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムを配合した美容液です。この2つの有効成分に加え、イオンベール化粧品全製品に共通する亜鉛イオンとアミノ酸がターンオーバーの乱れを抑えます。予防、保湿、育肌の総合力でシミに挑みます。

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予防 薬用美白成分トラネキサム酸が、過剰なメラニンの生成を抑えシミ、ソバカスを予防します。

保湿 天然保湿因子のアミノ酸が、シミ・クスミをはじめとする肌トラブルを招きやすい乾燥肌を保湿します。

育肌 肌のキーミネラル亜鉛イオンが、日焼けや加齢に伴うターンオーバーの乱れを抑え健康な肌を育てます。

 

発売に先んじて、当社インターネットにてお買い上げ頂きましたお客様とサンプルご希望の方に潤白(jyunpaku)10mLサンプルをプレゼントいたします。お試し用としてはもちろん、旅行などの携帯用としても大変便利です。

★サンプルご希望の方は、住所、氏名、電話番号、美容液サンプル希望とお書き添えの上、当社Eメール(ionveil@ionveil.com)またはフリーダイヤル(0120-410-180)、FAX(06-6606-8346)までお申込み下さい。ご応募お待ちしております。

 

■ イオンベール薬用美白美容液 潤白(jyunpaku)

[ 成  分 ]

有効成分 :トラネキサム酸(美白)

グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)

保湿成分 :グリシン、プロリン

1,3-ブチレングリコール、トレハロース

その他成分:酸化亜鉛、エタノール、ヒドロキシエチルロース

パラオキシ安息香酸メチル

肌を整えながら美白する、薬用美白美容液「潤白 Junpaku」新発売

今年の夏もそろそろ終わりに近づいています。涼しくなって紫外線対策を忘れがちになるころ、ふと鏡を覗いて「シミが増えた、濃くなった」と愕然とした経験はありませんか。紫外線の肌への影響は、最も紫外線の強い5月~8月よりも少し遅れて現れることが多いようです。

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シミ・ソバカスなど夏の疲れが形となって現れてくる初秋、イオンベール化粧品では薬用美白美容液「潤白 Junpaku」を新発売することとなりました。イオンベール化粧品の特徴である「亜鉛イオン」「アミノ酸」に加え、有効成分トラネキサム酸(美白)、グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)、その他保湿成分を配合した、肌を整えながら美白する美容液です。

 

美白ブームの日本では、現在たくさんの美白化粧品が販売されています。この中から自分に合うものをどのように選ぶのか、それを使うことによってどんなメリットやデメリットがあり得るのか、疑問や不安をお持ちの方も多いと思います。今回は、少しでもそんな方々のお役に立てるよう美白や美白化粧品についてまとめてみました。

 美白とは

紫外線にさらされている顔や手の甲と、お腹や太ももの内側の肌を比べてみてください。衣服に保護されているお腹や太ももの内側は、シミ・クスミの少ない白い肌であることが多いと思います。「美白」とは、お腹や太もものように色素沈着(シミ)の少ない肌を、顔や手の甲においても目指していくということです。肌を漂白するように、生まれ持った肌の色より白くすることではありません。

 美白肌=シミのない肌

美白の大敵であるシミには、いくつかの種類や形状があるのをご存知ですか?自分のシミがどれに当たるのか見極めることで、自分にあった美白方法が見えて来ます。

 

シミの種類

1 ろうじんせいしきはん

シミといわれるものの中で、最も多いのが老人性色素斑です。日光性黒子ともいい、紫外線の影響でできるものです。日本人では通常40歳前後にできやすくなると言われています。大きさは1センチ大くらいまでの丸い形が多く、最初はうっすらと影のようなものができ、次第に濃くはっきりとしてきます。

2 ろうせいかくしょう

1の老人性色素斑が時間経過によってイボのように盛り上がったものを脂漏性角化症といいます。表面はボツボツしています。手の甲などにできることも多いです。

3 えんしょうせいしきちんちゃく

傷やニキビ、虫刺され、やけど、アトピーなどによって肌がダメージを受け、そこに色素沈着が起こりシミになったものです。色は褐色や黒褐色が多く、大きさはその炎症によって異なります。時間がたてば消えることもありますが、2.3年を要することもあります。その間に日焼けしてしまうとさらに色素沈着がすすみ消えなくなることもあります。

 

4 かんぱん

30~40代の女性に良く見られる、女性ホルモンが原因と考えられているシミです。顔の左右対称にでき、形がはっきりせずぼんやりとしていて色は薄い灰色や茶色であることが多いです。閉経とともに徐々に薄くなっていきます。ホルモンバランスがくずれた時にできるため、妊娠中、ピルを服用した時、また更年期の人によく見られます。肝斑に紫外線が当たるとさらに色素沈着がすすみ、シミの色が濃くなることもあります。

5 じゃくらんはん(ソバカス)

鼻を中心に散らばるようにできる5ミリ以下の小さなシミです。幼児期から出現し10代の思春期の頃に目立ってくる遺伝性の強いものになります。紫外線が当たることで悪化することもあります。

1~5のシミに共通するのは、紫外線を浴びることで悪化する可能性があるということです。シミをこれ以上増やさない、濃くしないためには、紫外線対策と美白化粧品が有効です。しかし、はっきりしてきた1の老人性色素斑、老人性色素斑が進行した2の脂漏性角化症、遺伝的要因でできる5の雀卵斑はレーザーでないときれいにとることはできません。4の肝斑には、レーザー治療は不向きでトラネキサム酸という薬を数か月服用すると薄くなることが多いです。

以上のように、美白化粧品は、シミに悩む方にとって心強いスキンケアパートナーになり得ますが、選び方や使い方次第で効果も変わってきます。次回は、美白化粧品の種類や効果について掘り下げていきたいと思います。

この記事は薬剤師:堀純朗氏が監修しています。

 

 

 

 

攻めの紫外線対策で光老化をくい止めよう

 

紫外線が強くなるこの時期、光老化(ひかりろうか)という言葉をあちこちで耳にします。
光老化とは、紫外線を浴びることによって生じる、シミ・シワ・タルミなどの肌の老化現象のことです。肌の老化の8がこの光老化によって起きるともいわれます。
手の甲や顔など日中紫外線にさらされている箇所と、お腹や太ももの内側などと見比べてみてください。お腹や太ももが色白でキメが整っているのに対して、顔や手の甲は肌が黒くシミやシワが気になる方が多いのではないでしょうか。その差がまさしく光老化によってもたらされた現象といえます。
ただ「光老化」は加齢による老化とは違い、生命力が衰えていくことはありません。そして本当の老化ではないので、防ぐこともくい止めることも出来るのです。
ではどのように光老化を防げば良いのでしょう。日傘や帽子、UVカット機能付きの洋服・メガネを利用して紫外線をできる限りカットする方法は既に多くの方が実践されていることと思います。今回はもう少し踏み込んだ攻めの紫外線対策を紹介したいと思います。

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体の内側から光老化を防御する

強い紫外線を浴びると、その紫外線の悪影響から肌を守るために活性酸素が生成されます。活性酸素には、細菌やウイルスを殺菌したり細胞内の老廃物を処理する役割があります。しかし増えすぎた活性酸素は、正常な細胞まで攻撃し光老化を進行させてしまいます。そこで普段の食事に積極的に取り入れたいのが、下記の抗酸化食品です。

抗酸化物質     多く含まれる食べ物
ベータカロテン  ニンジン・トマト・ホウレンソウ・小松菜・かぼちゃ
ビタミンC    いちご・ ブリッコリー・小松菜・キャベツ・イモ類
ビタミンE    玄米・レバー・たまご・植物油(大豆油・ごま油・オリーブ油)
リコピン     トマト・オレンジ・ニンジン・パイナップル

最後のリコピンの抗酸化能力はベータカロテンの2だといわれています。これからはトマトがたくさん出回る季節ですので、トマトやナス、ピーマン、ズッキーニなどをオリーブ油で炒めるラタトゥイユをぜひお試しください。ラタトゥイユはそのまま食べても良いですし、ソテーした鶏肉やパスタのソースとしても使えます。また、ビタミンCとEは互いに協力しながら活性酸素を消去しますので一緒に摂るのがおすすめです。

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オリーブ油で、ニンニク、たまねぎ、ナス、ピーマン、トマトなどを順番に炒め塩で味付けし、野菜から出る水分だけで20分程度煮る南仏料理。

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スキンケア化粧品で光老化を防御する

1 日焼け止め化粧品を正しく選ぶ
紫外線対策用の化粧品といえば「日焼け止め化粧品」がまず思い浮かびます。ただSPFやPA値が高いものを選べば良いというわけではありません。詳しく知ってご自分にあったものを選びましょう。

知っておきたい日焼け止め化粧品の成分のこと
日焼け止め化粧品の有効成分には、紫外線吸収剤と錯乱剤の2種類があります。

紫外線吸収剤 紫外線を吸収する化学物質のこと。肌に刺激になることがある。
紫外線錯乱剤 紫外線を肌の上で反射する物質のこと。酸化亜鉛、酸化チタンが代表的。化学変化は起こさないので肌にやさしいが粉っぽくなるのが弱点。

SPFやPAの数値ってどういう意味があるの?
SPF(Sun protection Factor) 紫外線B波(UVB)をカットする力を示す。たとえばSPF2ならサンバーン(肌が赤くなること)が始まるまでの時間を、何も塗らない時と比べて2倍に延ばせることができる。

PA(Protection Grade of UVA)紫外線A波をカットする力のこと。+から++++の4段階で表示される。

肌への負担を考えると、できるだけ紫外線吸収剤を含まない日焼け止め化粧品(紫外線吸収剤不使用もしくは紫外線錯乱剤配合と表示のもの)をおすすめします。またSPF値やPA値が高いもの(SPF50 PA++++)は海や山へ行くときにだけ使用し、日常使いにはSPF20 PA++程度のものを使用するなどの使い分けが必要です。

また日焼け止め化粧品は、SPF値のみで選びがちですが「光老化」にはPA値の方がより多く関係しています。紫外線A波は皮膚の真皮まで到達し光老化を進行させるからです。

2 パウダーファンデーションを利用する
パウダーファンデーションの粉は、紫外線錯乱剤と似たような成分でできています。外出の予定がない日でも、日焼け止め化粧品の上からパウダーファンデーションを重ねると日焼け止め効果がUPします。

3 化粧水や美容液は保湿成分が含まれたものを選ぶ
元々私たちの肌には、紫外線の影響から身をまもるバリア機能が備わっています。ところが肌が乾燥し天然保湿因子や水分が不足するとこのバリア機能が低下してしまうのです。化粧水や美容液は、水分、保湿成分、油分が適切に配合されたものを選び保湿機能を補強してあげましょう。

イオンベール化粧品では、天然保湿因子の成分でコラーゲンの主成分でもあるアミノ酸(グリシン・プロリン)を配合した「イオンベール化粧水」を取り扱っています。紫外線対策だけではなく乾燥肌対策としてもぜひお役立ていただければと思います。

以上攻めの紫外線対策をご紹介しました。食品にせよ化粧品にせよ比較的手に入りやすいものばかりですので、将来の健康美肌への投資だと思ってぜひ取り入れてみてください。

この記事は薬剤師:堀純朗さんが監修しています。