イオンベール化粧品では、人に元々備わっている肌を健康に保とう、環境に順応しようとする力「スキン・ホメオスタシス」に着目し、その力を後押しする事がスキンケア化粧品の真の役割だと考え、商品開発をしております。肌(皮膚)は体の一部ですので、私たちの体そのものに細菌やウイルスなどの有害物質から自分を守る力「免疫力」が備わっています。今回のブログでは、体の健康はもちろん美容にも深い関係がある「免疫力」に注目し、免疫機能の仕組みを理解したうえで、普段の生活のなかで実践できる免疫力UP方法をご紹介します。
免疫機能の仕組み
私たちの体に入り込もうとする細菌やウイルスなどの有害物質は、順に①皮膚(肌のバリア機能)②胃(胃酸)③腸(腸内免疫機能)でブロックされ、①②③すべてを通過してしまった場合は、④血液中の白血球の出番となります。つまり免疫機能の主役は白血球ということになります。
免疫力UPとは白血球チームのバランスを良くすること
白血球は、主に次の3つの成分で構成されています。
顆粒球 | 白血球の約60% | 大腸菌などの大きなサイズの細菌と戦う |
リンパ球 | 白血球の約35% | 小さなサイズの細菌や花粉、ガンと戦う |
マクロファージ | 白血球の約5% | 顆粒球やリンパ球に敵の侵入を知らせる |
免疫力を上げるということは、この白血球チーム(顆粒球・リンパ球・マクロファージ)を理想的なバランスに保ってどんな敵とも戦える能力を備えておくということです。
白血球チームのバランスを支配するのは自律神経
私たちは緊張すると無意識のうちに心臓の脈拍が速くなり、逆にリラックスすると遅くなります。このように自分の意思とは無関係に体の60兆個もの細胞をコントロールしているのが自律神経です。そして白血球チームのバランスを良くするのも悪くするのもこの自律神経です。自律神経には交感神経と副交感神経があり、片方が優位になるともう片方が下がるということをまるでシーソーのように24時間繰り返しています。
交感神経 | 昼の活動中や興奮状態で働く神経 過剰なストレスで優位になり過ぎると白血球チームの顆粒球が増える 結果リンパ球が減り、胃・十二指腸潰瘍・ガンを引き起こす恐れ |
副交感神経 | 睡眠中や食事中などリラックスしている状態で働く神経 ストレスフリーで優位になり過ぎると白血球チームのリンパ球が増える 結果顆粒球が減り、本来顆粒球が処理するべき大きいサイズの細菌などにリンパ球が過剰 反応して花粉症・アトピー性皮膚炎・喘息等のアレルギーを引き起こす恐れ |
このように自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが白血球チームのバランスを支配して、免疫力に影響を与えているのです。
自律神経のバランスを整える=免疫力を上げる
この原則を踏まえて免疫力をUPする方法とは?
- 質の良い睡眠をとる
昼は交感神経、夜は副交感神経が優位に働くという自然な切り替えのために夜にぐっすり眠ることが大事。 - 質の良い食事をとる
免疫力を上げる食材は、玄米・キノコ・海藻・旬の野菜などです。 - 適度な運動
体を動かさないとリラックスしすぎて副交感神経が優位になり続けます。逆に激しい運動は交感神経を刺激します。ラジオ体操や散歩などの軽い運動が自律神経のバランスを整えるためには最適です。 - 体温を温める
昔から「冷えは万病の元」と言われるように低体温になると、体全体の血行が悪くなり、血液が各組織へ十分に供給されなくなります。血液は免疫機能の主役である白血球そのものですので、低体温になることによって免疫力が低下するわけです。
健康な体を維持する理想の体温は36.5度前後です。こうした体温のコントロールをしているのは自律神経です。自律神経のバランスを整えて低体温にならないよう心がけましょう。
「体温を温める」ための方法として最も簡単で誰でも実践できるのが「入浴」です。
お風呂で湯船に体を浸すと浮力が働き、水圧で血行が良くなります。また、ぬるめのお湯に(体温+4度くらい)ゆっくり入って副交感神経の働きを促すことで1の「質の良い睡眠」につながります。さらに、入浴で体を温めることによってがん細胞を攻撃するNK細胞が活性化することもわかっています。
普段シャワーで済ませることが多い方もぜひ毎日の入浴を見直してみてください。しかし、特にこれからに季節、入浴すると体がかゆくなって夜かきむしって眠れなくなるといった方も多いのではないでしょうか。これは、お風呂に入ってシャンプーや石鹸で体を洗うことによりお肌の保湿成分が失われ、乾燥肌や敏感肌になっていることが原因と考えられます。肌は乾燥するとかゆくなり、かくことで傷んだお肌は、さらに皮膚のバリア機能が低下してしまいます。せっかくの日本人の素晴らしい習慣である「入浴」で肌を痛めないためには、
- 高温のお湯に浸からない
- (特にさら湯に入る習慣のある方は)保湿成分の入った入浴剤を使用する。また入浴後もローションやクリームで保湿する
- 皮脂を取り過ぎる合成界面活性剤の石鹸でごしごし体を洗わない
を心がけましょう。
弊社の発売する「入浴料化粧品イオンベール」はまさにこのような方々のために開発した入浴液です。江戸時代から軟膏に用いられ、現代の皮膚科医療の現場でもその効果が薬理学的に知られている「酸化亜鉛」に着目し、独自の技術で水溶化(特許取得済)しました。入浴料化粧品イオンベールは、この「水に溶けた状態の酸化亜鉛」に天然保湿因子であるアミノ酸、高い保水力を持つヒアルロン酸を配合した無香料・無着色のシンプルな成分で構成しています。
入浴自体の免疫力UP効果に加えて、入浴のたびに肌のバリア機能も高める「入浴料化粧品イオンベール」をぜひお試しください。