なんとかしたい・・・がさがさかかと

この時期特に気になる肌トラブルには、「手荒れ」「がさがさかかと」「体中のかゆみ」などがありますが今回は「がさがさかかと」について取り上げたいと思います。子供のころ、かかとのことなんて意識したこともなかったのに、年齢を重ねるにつれかかとの状態が悪くなってくる方が多いようです。そしてたいていの場合その症状が年々深刻になってきます。「もう私のかかとはこんなものだ」なんて諦めることはありません。素足にサンダルの季節を胸張って迎えられるよう今からじっくりとかかとケアを始めましょう。

かかとががさがさになる原因とは

  1. かかとの角質層は100層以上あり、これは顔の薄い角質層(10層前後)に比べると極めて厚いため体の内側からの栄養が行き渡りにくくなっています。
  2. 足裏には皮脂腺がないために皮膚表面に皮脂が分泌されないので他の部位よりも大変乾燥しやすいです。
  3. 全体重を支えるかかとには絶えず大きな力が加わっているためひび割れなどが起きやすい状況です。
  4. 年齢を重ねるごとに皮膚の※ターンオーバーが遅れがちになり(1.5〜2倍長くなる)古い角質層がなかなか垢となって剥がれ落ちず、角質層の厚いかかとはよりごわごわしがちになります。

    ※ターンオーバーとは、肌の基底層で細胞分裂が起こり、形を変えながら、有棘層、顆粒層、角質層へと押し上げられ(ここまでで2週間要)、角質となり、垢となって剥がれ落ちる(さらに2週間要)サイクルのこと 理想的なターンオーバーの期間は4週間とされる

これだけの原因があればかかとががさがさになってしまうことも頷けます。
ではこれをどのようにケアすればすべすべかかとを手に入れられるのでしょうか。
お勧めの方法を下記にご紹介します。

  1. 軽石ややすりで古い角質だけを削る
    古い角質を削ることによりひび割れやかかとの痛みをとる応急処置になります。
    但しこれは本当に状態がひどい場合に最低限にとどめておき症状の改善とともにだんだんと回数を減らしていくことが大切です。
    頻繁にピーリングややすりがけを行い一時的に赤ちゃんのような肌があらわれ問題が解決したように思ってしまいますが、これは過度なピーリングなどでターンオーバーが加速化し、それぞれの層で十分な形の変化が得られていない未熟な細胞が表面に出てきてしまっている状態なのです。
    この未熟な細胞はバリア機能が弱く外部からの刺激をさらに受けやすくなるのでかかとの悩みはより深刻になってしまいます。
  2. ターンオーバーを整え自然に古い角質層が剥がれるよう促す
    理想的なターンオーバーに導くためには、キーミネラル「亜鉛」が必要とされています。
    亜鉛は細胞の新陳代謝全般にかかわり傷ついた組織の回復を早める働きがあります。
    食事(牛肉・牡蠣・ゴマなど)やサプリメントから亜鉛を摂取すると同時に、かかとに直接亜鉛を補うことが効率のよいかかとケアといえます。

    「イオンベール化粧品」ではこの「亜鉛」を体の外側から補える「イオンベール化粧水(全身ケア用)」と「入浴料化粧品イオンベール」を取り扱っております。毎日のバスタイムで体全体に「亜鉛」を行き渡らせ、入浴後は「イオンベール化粧水」をかかとにスプレーしてあげてください。さらにその上からふたをする意味で油性成分を含むクリームで油分を補うことをおすすめします。

かかと美人は一日にしてならず
ターンオーバーのサイクルを考えると、以上のようなかかとケアを実践しても一週間や十日で劇的な変化は期待できませんが、正しいケアを地道に続けることですべすべのかかとを手に入れてください。

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