今年も花粉症の季節がやってきました。花粉症になると、目のかゆみや鼻水・鼻詰まりなどで集中力が低下し、仕事や勉強に支障が出ることもありますよね。また美容の面でも肌荒れを引き起こすなどの良くない影響があります。
お薬で症状を抑え、マスクやメガネなどで花粉をブロックすることも大切ですが、それだけでは、毎年花粉の飛散量によって症状が左右されるか、たとえ花粉の量が一定であっても症状が軽くなってゆくことは期待できません。さらにスギ・ヒノキの花粉の時期が過ぎても、イネ、秋のブタクサ、ヨモギなど日本では一年中花粉が飛んでいるので、現在は反応していない種類の花粉症をある日突然発症してしまう可能性もあるのです。そのように考えると、今までの花粉対策と並行して、花粉に負けないよう体質改善を進めることが花粉症の治癒・緩和・予防に向けての得策であると思います。
花粉症患者増加の原因
現在日本人の4人に1人がスギやヒノキの花粉症だといわれ、これからもその割合は増えていくことが推測されます。この原因には、アレルゲンとなる花粉やほこりの増加という「環境の変化」はもちろん「日本人の食の欧米化」が挙げられます。
花粉症とは「花粉」というアレルゲンに対して私たちの免疫機能が過剰反応を起こしている免疫不全状態により発症します。日本人の食の欧米化によってこの状態に拍車がかかり、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーの体質を持つ方が増え続けているのです。そして今の食事を見直しこの「免疫不全状態」を正常に戻すことこそが花粉症の治癒につながるのです。
では具体的に食事のどこを見直せば良いのでしょうか。以下にご紹介します。
- 腸内環境を整える食品を積極的に摂ろう
免疫機能を司る免疫細胞の6割は腸内に存在するといわれています。腸内環境を整える乳酸菌を多く含むヨーグルト・みそ・ぬか漬けなどを食べましょう。 - 肉(飽和脂肪酸)中心の食事から魚(不飽和脂肪酸)中心の食事にシフトし、調理用油も見直そう
私たちが普段摂取する不飽和脂肪酸の食用油には次のような種類があります。
オメガ3 | DHA・EPA 亜麻仁油 エゴマ油 |
オメガ6 | 大豆油 コーン油 ベニバナ油 |
オメガ9 | オリーブ油 |
オメガ6の油を過剰に摂取すると免疫機能が乱れ花粉症やアトピー性皮膚炎を促進してしまいます。反対にオメガ3の油にはこの悪影響を抑え改善する働きがあります。
オメガ3・オメガ6ともに人間にとってはなくてはならない「必須脂肪酸」ですが、オメガ6はほとんどの食べ物に含まれており、加工食品にも使われているため意識的に摂る必要はないのです。
反対にオメガ3は魚など極一部の生物にしか含まれていないので意識的に摂る必要がります。毎日魚を食べられない場合はサプリメントを利用するのが良いと思います。サプリメントは含有量(1日に500mg)や続けやすさを基準にお選びください。
イオンベール化粧品では、他の料理に混ぜて使え、小さじ1杯で1000mgのDHAを摂取できる「高濃度DHAパウダー」と、魚特有の臭いを全く感じさせない「無臭DHAサプリメント」をご用意しておりますのでぜひお試しください。
以上、「食の見直しで花粉症対策」の例をご紹介いたしましたが、「食」は人生の楽しみであり、あまりにもストイックにこれもダメ、あれもダメとストレスをためてしまわないでください。「魚を食べる頻度を増やす」、「DHAサプリメントを利用する」、「揚げ物はできるだけ控える」、「普段使う調理用油をオリーブ油に変える」、など変えやすいところから改善してみてはどうでしょうか。あなたの体はきっとその努力に応えてくれるはずです。